チョコレートの食物繊維は特に効果が高い
食物繊維とは、体内で吸収されない食物成分をいいます。
食物繊維には次の働きがあります。
- 便通が良くなる→結腸がんの予防
- カロリーのとりすぎの防止
- コレステロールの余分な吸収を防ぐ
- 血糖コントロールを助け、腸内の善玉菌が暮らしやすい環境を作る
食物繊維には、高血糖、高脂血症、高血圧などを防ぐうえでも、欠かせない成分です。
チョコレートに多量に含まれるリグニンの効果
カカオマスの成分の約17%は食物繊維です。こんなに多くの食物繊維を含む食品はありません。
食物繊維といってもいろいろあります。
チョコレートに含まれる食物繊維の52.9%がリグニンという物質です。
これほどリグニンを含む食べ物は珍しいです。
リグニンには次の効果があります。
- 便秘を防ぐ
- 血中のコレステロール値を下げる
- 腫瘍ができるのを防ぐ
コレステロール値を引き下げる理由
体内では、脂肪消化のために胆汁酸が働いていますが、この胆汁酸の原料となるのがコレステロールです。
脂肪分の多い食べ物を摂取するとコレステロールが増えるのは、この胆汁酸のためです。
リグニンは胆汁酸を吸着し、そのまま体外に排出してしまう役割があります。
胆汁酸が体外に出ることは、コレステロールを体外に出るということになり、結果的にコレステロール値が下がるのです。
板チョコ2枚で一日に不足する食物繊維を補える
食物繊維の目標摂取量は1日、20〜25グラムです。
日本人の食物繊維摂取は少なく、平均は1日15グラム以下です。
不足量は5〜10グラムですので、板チョコ2枚で十分に補えます。
また、チョコレートに含まれる食物繊維は、リグニンなどの良質なものが主体ですから、単に食物繊維の不足を補う以上の効果が期待できます。
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